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魔法の道具

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この夏1番の思い出と言ってもいい程の嬉しい出会い。

4月から通い始めたフィンランド語教室を通じて知り合ったフィンランドからの留学生。
明日にはもう帰国してしまうのだけど、
ほんの束の間たくさん会って、遊んで、いろんな話をして、おいしいものを食べて…
とても素敵な時間を過ごすことができました。

たった1年日本で過ごしたとは思えないほど日本語が堪能で、
なんの違和感もなく普通に会話ができたので、
たくさんいろんな話をすることができました。

彼の人柄か、それとも国民性なのかはわからないけど
とても優しくて穏やかで、一緒にいると心が洗われるような。
日本人と感覚が似てるのかなぁと思うところも色々あったり。
私より3つ年下でもちろん若者らしい元気さもいっぱいだけど、
なんだか不思議な魅力にあふれてたなぁ。

私の中では完全に人間版パワースポットのような存在(笑)。
彼に会った後は心が不思議な軽さに包まれてなんだかほんとに不思議でした。


私はまだまだフィンランド語を勉強し始めてほんの入り口にしか立っていないけど、
母国語以外の言葉をほとんど不自由なく使いこなせるようになるまでの道のりを
考えると、本当に気が遠くなりそうな程。
留学をして身の回りすべてがその国の言葉、という環境に身を置くことは語学上達を
助けてくれるかもしれないけど、
この1年の彼の努力はきっと私が想像する以上のものだったんだろうなぁ。

そしてそのおかげで私たちはこんなにたくさん話すことができて。
言葉はコミュニケーションのツールに過ぎないけれど、でもお互いをよく解り合うには
それ以上のツールは、やっぱりない。

フィンランド語に限らず、外国語を習得すればコミュニケートできる人が増え、
その分だけ世界は広がる。
そんな解りきったことを、今更ながら新鮮な気持ちで再確認。

彼は日本語の他にも英語も堪能、ドイツ語も勉強しているそうで、帰国したらもっとドイツ語を
勉強したいと話していました。
そう話す彼の姿はとてもまっすぐで、当然のように惜しみなく努力するんだろうなという空気が
ひしひしと伝わってきて、何かを学ぶという姿勢はこういうものなんだなぁとハッとさせられました。

私がもしフィンランド語をもっと話せたら、また違う一面が見れるはず。
そんな風な可能性はとてもワクワクするし、きっとすごく素敵なこと。

そんな気持ちを忘れないで、たくさん勉強しなきゃ。

嬉しい出会いに楽しい思い出に、初めてできたフィンランド人のお友達。
彼と、友達と3人で過ごした時間はこの夏の大切な思い出。

いつかフィンランドで再会できたらいいなぁ!
by chiakipf | 2011-08-13 00:28 | ひとりごと
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